難関中学受験、塾の比較と選び方(関西版)

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難関中学受験 塾の比較と選び方

中学受験において、塾は必須です。というのも、中学受験の試験内容は小学校の授業内容とかけ離れているためです。中学受験の対策は塾の学習がメインになってくるからです。

塾は独自の教材を軸に授業やフォロー体制を構成しているので、塾選びは中学受験における最初の大きな分かれ道と言えます。

ここでは関西における大手の中学受験塾である、浜学園、希学園、馬渕教室、能開センター、日能研の、5つの塾に関してまとめていきたいと思います。

塾を選ぶ基準

まず、塾の選択基準にはどんなものがあるでしょうか。一般的には下記のようなものが挙げられます。

  • 合格実績
  • 家からの通学時間
  • 生徒のレベル
  • 教材やテストの仕組みや質
  • 塾の面倒見の良さ
  • 月謝

合格実績については、提携塾の実績を含ませたり、ネット受講者や講習や行事だけの参加者の実績を含ませていることも考えられます。したがって、実際の塾生の合格人数よりも多めに公表されている場合があります。したがって、その数字の大小はさして気にする必要はありません。これから取り扱うような大手塾であれば十分に合格実績が大きいのでそれほど問題はありません。

ここでは、特に外さないでほしいポイントを紹介していきたいと思います。

志望校のレベルに合った塾であること

塾には、塾生の学力分布に違いがあります。それを簡単に並べるとこんな感じです。

希学園>浜学園>馬渕教室>能開センター>日能研

上記の5塾の公開テストを受けると、左の塾ほど低い偏差値として評価が出るわけです。

難関校志望者が多い塾ほど、①教材が難しくなり、②拘束時間が長くなり、③成績によるクラス変更や座席指定などが厳格になります。

志望校レベルにあっていない塾に入ってしまうと志望校対策が不十分になってしまったり、余計な学習に時間を費やされたりしてしまいます。やはり、入塾前に大体どのあたりの学校を目指すのかといったことは先に想定しておくほうが良いでしょう。

各中学受験塾の大まかな特徴

浜学園

浜学園は関西の最難関中学にNo.1の合格実績をもつ中学受験塾です。最難関校から中堅校まで幅広く受験に対応できます。学力別のクラス数が多くなりがちですので、難関校を目指す場合はクラスを落とさないよう気をつけることが大事です。

希学園

希学園はスーパーエリート塾というだけあって、教材の難易度が非常に高いです。難易度の高い灘や東大寺、洛南女子や神戸女学院など最難関中学を目指す方を主な対象としています。宿題が非常に膨大ですので親が取捨選択をして、問題を絞る必要があります。

馬渕教室

近年メキメキとが合格実績を伸ばし、力をつけてきた塾です。もともとは中堅校メインの塾でしたが、今では浜学園に迫る勢いで合格実績を伸ばしています。個別相談会などで保護者との接点を多く持ってくれています。

能開センター

もともとは兵庫県を除いて教室展開していた塾です。特に大阪中央部~和歌山ではNo.1の合格実績をもっています。近年は兵庫県にも力を入れています。保護者との関わりを大事にしています。最低年3回面談の機会を用意したり、毎授業の確認テストのデータから生徒の傾向を分析し、学習のアドバイスをしてくれたりと、密にコミュニケーションを取ってくれます。授業は講師の個性が強く表れるので、その影響を考慮しなければいけません。

日能研

生徒の囲い込みが厳しく、小4・小5の通塾回数が週5のところもあるなか、比較的、拘束日数が少なく授業を行っている。締め付けが比較的ゆるいため、他塾から日能研に移ってくる生徒もいる。

校舎の良し悪しを検討する

中学受験塾は校舎によって、かなりレベルに差があります。これまで紹介してきた5つの塾の中でも校舎は慎重に検討すべきです。ただし、評判がよいからといって、片道1時間以上もかけて遠い校舎に通うのはおすすめしません。日々の負担が大きく、勉強時間も無駄になってしまいます。小5・6になると、ほぼ毎日のことなので、現実的な範囲で選択しましょう。

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