総合型選抜は、大学学部が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合った受験生を選抜する入試方式です。
詳細な書類審査と、時間をかけた丁寧な面接などを組み合わせて選考するため、高3になってから「総合型選抜ってどんな対策をすればいいの?」と動き出すのでは、まわりに遅れを取ってしまいます。
増加傾向の総合型選抜
総合型選抜入試は近年増加傾向にあります。学生は部活や課外活動などを長く続けることができますし、普通は一般入試ほど入試のレベルが高いわけではありませんので、学校の勉強以外の活動に熱心に取り組んで来た生徒に取っては大きなメリットがあります。
旧AO入試との違い
旧AO入試ではいわゆる一芸入試といわれるものがありました。
つまり、部活や課外活動で一つ秀でたものがあれば、それをアピールすることで書類と面接のみで大学に入学できるというものです。
しかしながら、近年AO入試から総合型選抜へ制度が変更されつつあります。大きな変更点は学力検査が多かれ少なかれ課されるということです。
「総合型」という呼び名の通り、全くの一芸だけで大学へ合格できることは少なく、学力試験である程度の成績を残さなければ合格できないという基準を設ける大学が増えました。
選抜方法
総合型選抜の試験内容には下記のようなものがあります。
- 調査書・活動報告書などの書類審査
- 面接
- プレゼンテーション
- 小論文
- 実技試験
- 独自の学力試験
- 大学入学共通テスト
選抜方法は各大学により、特徴が出ます。
受験を検討されている場合は、過去の出題内容や面接の質問内容などを情報収集し、入念に準備をする必要があります。