中学受験で親がすべきこと

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塾のシステムを知る

中学受験に塾通いは必須です。安くはない授業料を複数年支払い、お子さんの貴重な時間を預けるのですから、先ずは塾のシステムをきちんと把握すべきです。通塾曜日、受講科目、時間割、教材、宿題、テスト、クラス設定など、受験までのロードマップを塾に提示してもらいましょう。学習内容や問題そのものは解けなくても、スポンサーとして何がどのように進んでいくのかを知り、今どこにいるのかを毎月確認する必要があります。

スケジュール作成塾のある日とない日、送迎時間、学校や習い事との兼ね合い、遊びや家族と過ごす時間、宿題に取り組む時間、わからない内容や問題への対応など、諸々を考慮に入れて週単位、月単位、学期単位でスケジュールを作成します。塾に提示してもらったロードマップを参考に、もちろんお子さんの意見や考えを尊重して、親からの一方的な押し付けにしないことが肝要です。

スケジュール管理 健康管理

日々の生活のリズムを作るべく親や兄弟姉妹(場合によつては祖父母)を含めた家族の予定表を作成し、スケジュールを可視化します。十分な睡眠時間の確保、塾での食事の手配(弁当なら、いつ誰が作り、持たせるのか届けるのかなど)、送迎時間や方法など、最優先事項は健康管理です。今誰が何をしているのかわかるようにし、無理や不都合が生じれば、その都度変更を検討します。余裕を待たせるのが大切で、分刻みのスケジュールは禁物です。

親がすべきでないこと

テストの成績、偏差値、志望校判定、クラスの昇降への一喜一憂と、その場の感情での過ぎた楽観や強い叱責は不可です。中学受験生全員に紆余曲折があります。好調でも不調でも、そのときにできることに全力で取り組むべきです。また、中途半端な学習指導も不可です。親御さんが方程式を教えて混乱を招いたのはよく聞く話です。思い付き且つ不定期な「いっちょかみ」は邪魔なだけです。

プロ家庭教師の活用

「塾の学習指導は信頼しているけれど、言われるままにオプション授業を受講したりイベントに参加したり、まるで課金ゲームみたい」「受験校をいくつも提案されたけれど、本当に必要なのか?」こんなモヤモヤをしばしば親御さんから聞きます。確かに塾は経営上の観点から、追加料金や実績作りにうまく誘導をかけます。プロの塾講師を相手に、素人の親御さんが要・不要を判断するのは困難です。塾の思惑に無関係な視点として、プロ家庭教師が活用できます。プロ家庭教師は担当する生徒にとっての最良の受験を考えていますから、お子さんの現状や親御さんの意向に寄り添った意見が聞けるはずです。

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