【大学受験】学校推薦型選抜について

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学校推薦型選抜は、所属する高校の学校長からの推薦をもとに実施される入試です。

また、例外はありますが、ほとんどが現役のみしか出願できない入試方式で、現役生にチャンスの大きい入試です。

これまで、真面目に学校の授業やテストに取り組み良い成績を修めてきた生徒にとっては、その学校の成績評価を受けることができるのでメリットが大きい入試方式です。

比較的競争率も少なく、試験も普通は一般入試よりも難易度の低いものを受けることになります。

今回はそんな学校推薦型入試について述べていきます。

早めに手を挙げること

最初に行っておきたいことは、推薦入試を受けたいならば成績の良い悪いは置いておいて、まずは学校の先生にそのことを言っておきましょう。学校によっては出願締め切りの3ヶ月前までに申告しておかなければならないという場合があります。

学校に推薦状を書いてもらわなければそもそも出願できません。ですが、出願できるかどうかは学校側が決めることです。まず意思表示をしておかなければ、知らないうちにタイムアウトになっている場合があります。

そうならないために、なるべく高3の夏休みまでには学校の先生に報告しておきましょう。

学校の成績をキープする

推薦入試は学校の成績が必ず影響します。必要な評定平均は学校に大学によって基準が異なるので、高校生の早い段階から色々と調べておきましょう。また、高校によって評定平均の算出方法は異なります。単純に高1、高2、高3の成績をそのまま足して割るだけではないかもしれません。一度担任の先生にその部分は確認しておくと良いかもしれません。

もし高2の後半や高3になって推薦を受けようと思ったが、これまでの成績があまり芳しくない場合でも、成績の付け方次第ではこれからの頑張りでなんとかなるかもしれません。諦めず、まずは自分の高校の学校推薦型選抜に関する情報を集めておきましょう。

学校推薦型選抜の種類

指定校推薦と一般公募推薦

一般に学校推薦型選抜には指定校推薦一般公募推薦があります。

指定校推薦は大学が指定した高校からしか受験することができません。また、その高校の受験できる生徒数も決められています。ですので、高校側が推薦として送り出して良い生徒を選抜することになります。ですので、指定校推薦で大学を受験できた場合はほぼ確実に合格するということになります。

一方で、一般公募推薦は大学が募集要項で発表している基準と出身高校の学校長推薦があれば、誰でも受験できる制度です。大学で面接・小論文・学力検査などをへて、一般入試のように合格者が発表されることになります。

専願か併願か

学校推薦型選抜には専願と併願があります。しかしながら、ほとんどが専願です。(指定校推薦は必ず専願です)

専願で合格した場合、必ず入学しなければいけません。その後の一般入試でより高い目標校へ挑戦すると言ったことはできません。まれに専願の学校推薦が合格を蹴って、一般入試の合格大学へ進学してしまうことがありますが、これはその高校に迷惑をかけてしまうことになります。

推薦枠は学校によって毎年同数の募集枠が決まっていることが多く、もし合格者が辞退すればその高校への信頼が失われ、募集人数を減らされてしまったり、最悪の場合、その高校からは推薦入試は今後受け入れないといった事態につながってしまいます。

推薦入試を受けるときは、専願か併願か必ず確認し、一般入試にも挑戦したい場合は専願は避けるようにしましょう

学校推薦型選抜を受験するメリット

受験のチャンスが増える

大学入試は特に、国公立大学は前期・中期・後期の3回しかチャンスがありません。しかも、中期は公立大学のみですし、後期の入試も実施している学部は限られていますので、希望の大学、学部への受験機会は一般入試では実質、前期の1回のみというところも多いでしょう。

少しでも受験機会を増やし、チャンスを増やすために学校推薦型入試は是非トライした方がよい入試です。

現役生に有利な入試

基本的に学校推薦型入試は現役生のみ受験可能としているところがほとんどです。(医学部・歯学部などでは1浪・2浪を認めているところもあります。)大学入試で、1年以上受験勉強を多くしている浪人生は、現役生にとって強敵です。そんな浪人生が受験できない推薦型選抜は現役生にとってはとても”おいしい”入試です。

また、入試問題も一般入試と比べて比較的難易度が易しく設定されていることが多いです。科目数が減らされいる場合もあります。時間のない現役生への配慮がなされています。

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