医学部受験において、個別指導・家庭教師の効果は絶大です。時間のない現役生なら言うまでもありませんが、浪人生にとっても非常に心強いものです。
医学部受験は大学受験における最高峰で、学習の日程は非常にタイトです。現役合格を目指すなら、高２までに高校履修範囲の基礎レベルを習得している必要があります。
中高一貫の進学校ではそのレベルに対応したカリキュラムが組まれている学校もありますが、そのスピードについてこられるのは優秀なごく少数の生徒だけです
そこで個別指導や家庭教師で１対１で授業が効果を発揮します。
今回は医学部受験生が個別指導・家庭教師、特に医学部に特化した講師をつけることのメリットを説明していきたいと思います。
現役生の場合
現役生の場合は言うまでもなく、時間との戦いです。医学部は浪人率が非常に高いので、ライバルは１年、２年上の学年の人たちです。浪人しているとはいえ、自分たちよりも１年も２年も学習時間が長いことになりますので、当然現役生は不利です。その学習時間のビハインドを克服するためには効率を最大限にあげて学習するしかありません。
学校の時間も無駄にしない。全体の学習を噛み合わせた体制を構築
現役生が学習の効率を高めるには、今ある学習を無駄にしないよう学習体制を整えることが重要です。ときに塾を学習のメインにして、学校の授業を完全に捨ててしまっている受験生がいますが、それは非常にもったいないことです。学校は一日で最も拘束時間が長いので、その時間を有効活用できなければ、合格は見えてきません。
進学校であれば、それなりの受験対策を取ってくれます。しかし、よく見られるのが、受験を意識しすぎる余り、基礎の基礎である公式や原理原則の解説が非常におざなりになってしまっていることです。医学部受験は単にパターン暗記などで突破できるほど甘い試験ではありません。しっかりと基礎を理解し、使いこなした上で問題に当たらなければ本番で太刀打ちできません。
そんなとき、個別指導や家庭教師がいれば、学校で説明が足りていない部分のフォローができます。１対１だからこそ、講師が生徒の理解の浅さをすぐに発見することができ、その都度埋めていくことができるのです。
受験を見通し、長期的に学習をリード
個別指導講師・家庭教師ががいると受験に間に合うよう受験までの学習スケジュールを考えて指導してくれます。どの時期にどのレベルを仕上げておかないといけないのかということを熟知しているので、非常に心強く学習をリードしてくれます。
特に、医学部受験では高２までに高校履修範囲の基礎を一通りできていることが重要です。学校によってはカリキュラム上、理科が高３の１学期まで要するところがありますが、そんな場合、講師は冬休みや春休みを使って先取り学習を行うなど柔軟に対応してスケジュールを合わせてくれます。
浪人生の場合
浪人生は追われる立場です。一度受験勉強を経ていますので、現役生と比べて春の段階ではリードしていることが多いですが、秋ごろに激しく追い上げられます。１年で大きく成績を伸ばし、合格を勝ち取る生徒もいれば、去年と点数がほとんど変わらない結果に終わる生徒も少なからずいます。この違いは何でしょうか。それは不合格の原因に正しくアプローチできたかどうかということです。
個別指導・家庭教師は１対１だから一人ひとりの「できない」原因を特定してくれる
不合格には不合格になってしまった理由があります。プロ講師であれば、合格できる生徒、できない生徒を何人も見てきた経験があることでしょう。ですので、その生徒がどこが悪くて合格できなかったのかということをすぐに見抜いて対策を立ててくれます。
ただ、時間が足らなかったというだけだったら、来年度合格できる可能性は高いですが、そう単純であることは稀です。原理原則・基礎が理解できていない、演習力不足、演習のやり方に問題がある、など成績が伸びない理由は様々あります。しかし、浪人生は、不合格だったとはいえ１年前は最善を尽くして努力をしてきたはずです。そのうえで、何が原因か自分で特定することはなかなか難しいものです。
充実した受験校対策が行える
集団授業だと、自分の受験大学とは異なる傾向の問題が扱われたり、ある程度のずれが生じることは仕方がありません。しかし、個別指導・家庭教師の場合、完璧に生徒個人に合わせて対策を行いますので、例えば極端な例を言うと、志望校の過去問を20年分やるといったことも可能です。
まとめ
今回は、現役生、浪人生に場合に分けて、医学部受験において個別指導・家庭教師をつけるメリットをご紹介しました。
現役生の重要なメリットは、とにかく効率を高めることができることです。浪人生と比較しスタートラインが後ろにある現役生はとにかく学習の効率を高めて追い上げなければいけません。そして、医学部受験に必要な学習のペースメイクを受けることができます。
浪人生の場合、自身では気づきにくい弱点を特定し徹底的に対策を講じるることができます。そして、自身の志望校・出願校に特化した学習を行うことができます。
以上、他の受験生と差をつけたいと思うなら、個別指導・家庭教師は非常に強力な手段です。ぜひ検討してみてください。